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本人ですら気づいてない感情を見抜く

こんにちは、コウキです。

今回は、私が会社員だったとき、めっちゃ仕事のできるお局さまを見て

思ったことを書きたいと思います。

ひとってみんな自分の本当の気持ちに気づいていない。

だからこそ、

本人ですら気づいてない本当の気持ちを理解できたら

そこには物凄く深くて濃密なコミュニケーションが生まれるはずだ。

私がいた職場に、高田さんという女性の方がいた。

清掃現場の責任者であり、

極めて優れたリーターシップを持ち、

部下や上司からも、いつも頼られる存在だった。

彼女の責任者としての手腕は他の責任者とは

比べ物にならないほど別格だった。

現場で急遽欠員が出た、どうしても人が足りない。

「定時までにどうやって回せばいいんだ??」

現場作業には締め切りがつきものだ。

時間内に全ての作業を終わらせなければ、

お客さんから信頼を失ってしまう恐れがあるし、

それはつまり、会社からの説教が待ってる。

そんな混乱する現場で頼るのは彼女の指示だ。

瞬時に全体の状況、

一人一人の進み具合を把握して、

パズルを解くように全体の最適解を導いてくれる。

「Aさんは、この部屋終わったら、道具を置いて3FのBにいってください」

「Fさんは、追加で2Fの〇〇をやってください。代わりに5Fはやらなくていいです。

 急遽欠員で、いまタスクを変更しました。全体の負担をバランスさせるために

 協力お願いね!」

といった具合に、

なにやればいいか、一人一人的確に指示を出してくれるから、

作業員たちは、ただ言われたことをやるだけで、

現場全体が綺麗に収まるようになっていた。

困った時は彼女に頼ればいい。

現場も、上司も、彼女の手腕を信頼していたし、

そんな部下たちからの信頼こそが、彼女の原動力に見えた。

そんな頼り甲斐のある彼女だったが、

とにかく病人や怪我人に対する扱いがひどいことで有名でもあった。

「病気や怪我になってしまうやつは、気合いが足りない。」

「弱気な心があるから、風邪を呼び寄せてしまうんだ。」

「私はいつも気を張ってるから、絶対に風邪をひかない。」

どこの昭和時代か?と思うような、苛烈な論理を振り回し、

病人に対して、

「いかにお前が弱いか、ダメなのか」

「この環境で、お前に存在価値はない」

などとえげつないパワハラを吐き、

今まで数えきれない人間の心をへし折り、退職に追い込んでいった人間でもある。

「高田さんはね、」

彼女の一人称は私、ではなく「高田さん」だった。

プライドが高かった。

というか高すぎた。

「高田さん」というプライドを守るためだけに

生きている、そんな人間だった。

だから、彼女のプライドを傷つけるようなことがあれば

ヤクザまがいの恫喝も平気でするし、

会社へ評価の下がる密告をすることでもベテラン勢にはよく知られていた。

「仕事はできるし、気さくに見えるけど、怖いよね」

「なんであんなにプライド高いんだろう?」

いわゆる仕事がめっちゃできる、怖いお局さまってやつだ。

そんな彼女はある日、コロナになった。

当時はコロナ禍で、連日のように現場でコロナにかかった誰かが休む状況で、

彼女は怒り狂い、休んだ人間を苛烈な人格攻撃を加えていた。

「私は絶対にコロナにはならない」

「気合いが違うのよ、気合いが!!!」

彼女の怒りの凄まじさに、誰も諫言はできなかった。

そんな彼女が倒れたのだ。

さぞかしプライドが傷ついてるだろう。

誰もお見舞いの言葉なんかかけられない。

どんな怒りを買うか、わからないからだ。

でも、

私はすぐに連絡した。

私自身がコロナにかかったときに役立った治療法と

ねぎらいの言葉を送ったのだ。

「やめとけって!!殺されるぞ!!!」

みんなから大反対されていたが、私は気にしなかった。

なぜなら、わたしの行動こそが正解だと確信していたからだ。

「なんで彼女は病人に厳しいのか?」

私は彼女と一緒に働く日々のなか、観察して考えてきた

それは、彼女が傷ついたときに、誰からも優しくしてもらえなかったから

優しくしてもらえるはずだった。

はずだったのに

だれも助けてくれなかった

「どうして、誰も優しくしてくれないのか!!!」

その怨嗟こそが、彼女の苛烈な怒りの原点であり、

そんな孤立無縁な環境で

自分の存在価値を守り、認めさせる道具が、

「異常なまでのプライドの高さ」

なんだと思った。

「高田さんはね、」という

自分を『さん付け』するほどのプライドは、

彼女を守るための鎧なのだ。

プライドが高くて、仕事ができる、嫌なやつの正体は、

優しくしてくれないから、拗ねたまま大人になった、弱い人間だった。

そんな彼女に必要なことはなんだろう?

何も言わない優しさだろうか?

そうじゃなくて、

弱った高田さんを心配し、ねぎらう言葉だと直感した。

とはいうものの、連絡するのは正直怖かった笑

やっぱ私もやられるかもしれないという不安があったけど、

でも、日頃世話になってる彼女には、

恩を感じてたし、

彼女が本当に欲しているものをあげることが

弱ってプライドが傷ついた彼女に必要だと思ったから、送った。

彼女は泣きながら、連絡をくれた。

今までの人生で、こんな優しくされたことはなかったと、

「そのままのあなたでいてください」

とラブレターのような言葉までいただいた。

それから、復帰した彼女とは良く話す機会が増えた。

「昔はどんな仕事をしてたのか。」

「どんな挫折があって、いまの清掃業についたのか。」

「なぜ、自分はいつも『気持ちの問題』だと言い張ってしまうのか。」

子供時代の家庭環境から、若かりし頃の失敗、結婚、出産、離婚、

病気、家庭の問題、介護など、、

多岐にわたる彼女のプライベートを共有しあい、食事に誘われることが多くなった。

会社への報告も、良いものになっていたようだ。

より技術的難易度の高い現場へ、

「君には期待している」と言われ移動されることがあったし

ボーナスの額も1、5倍には増えていた。

まぁ、いい話ばかりではなかったけど、

でも、相手をよく観察して、欲しい言葉をかけられると、

大きく関係性は変わる。

深い仲になれるのだ。

私は人間関係をよくする本質は、

相手が本当に欲しがってるものをあげること、だと思う。

人が本当に欲しがっているもの。

この答えは簡単で、

「深く理解されたい」ということだ。

人は誰でも理解されたい

自分の気持ち、誰にも言えない気持ち。自分ですら気づいてない気持ち

そんな深い自分を理解してくれる人間を欲してる。

そんな人間が周りにいないから、孤独感に苛まれてしまう。

だからこそ、そんな深く自分を理解して、欲しい言葉を投げかけてくれる人は

絶大な信頼を集めることができる。

ライトな関係性で終わることなく、

自分の人生を共有できる深い仲になれるのだ。

私は薄く広い人間関係なんて必要ないと思ってる。

濃くて深い仲しかいらない

それはビジネスでも同様だ。

例えば、私がコンサルをするときだって、

ただ稼げるようになることだけを目的としたことはない。

もちろん稼がせることは第一だ。これがなきゃ受ける意味がない。

その上で、

コンサルを通して、

「人生単位で関わっていく仲間を増やしたい」

自分の生きづらさ、人生で抱えてきた悩み、

誰にも言えない難しい話、

そんな内面を共有できる信頼関係を築きていきたい。

そっちの方が人生楽しいと思ってるし、価値あるものだと思う。

だからこそ、私は日々研究を怠らない。

自分がいま、何を感じるか、なんでそういう気持ちになったのか?

常にキャッチして、分析をする。

ちょっとでもいいから、言語化してみる。

目の前にいる人がいたら、

その人の気持ちに向き合って、

「いま、この人は何を感じてるんだろう、どんな人生だったんだろう」

いつも考えるし、

理解の範囲を広げるために、

本やコンサルに100万単位で投資する。

そういった延長線上に、

お互いを理解し合える仲間たちを増やしていけたらな、

といつも思っています。

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この記事を書いた人

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